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話し合い(協議)の心得
話し合い(協議)の心得 その1

協議離婚でも調停による離婚であっても、基本は「話し合い」です。


話し合いとは「交渉」です。


裁判のように裁判官がスパッ!と一刀両断に判決を出してくれるものではありません。


相手に自分の意見を言い、相手もまた相手の希望を言います。


相手が身勝手なことを言ってくる場合も「当然」ありえます。


相手が身勝手なことを言ってきても、驚いてはいけません。


それは当然のこととして、あらかじめ想定しておきましょう。


相手が理不尽なことを言ってきても、それをスマートに受け流して逆に「それならこうしてください。」と話し合いが続くようにやり返せば相手もまた返事を返してくるでしょう。


そうやって交渉を持続させながら、上手にこちらの言い分・言いたいことを伝えることが出来れば、仮にこちらの希望がすべて通らないにしても、言いたいことが言えた分、話し合いの満足度は得られると思います。


色々な視点から物事を考えることが出来れば、色々な想定が出来ると思います。


交渉の材料は多いほうが良いです。


想定外のことを言われるたびに

「○○といわれた!どうしよ~~!」((>д<))


と、うろたえることなく、


少々おかしなことを言われても


「そうきたか」┐( ̄ヘ ̄)┌


くらいで対応できるようにドンと構えて話し合い「交渉」に当たりましょう。

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話し合い(協議)の心得 その2

離婚の協議で少しでも有利に、そして納得できる話し合いをするためには自分の話すことに理由・根拠があったほうが説得力は増します。


養育費を請求するにしても、慰謝料を請求するにしても、財産分与の話し合いでも、面接交渉であったとしても、請求する内容にそれなりの理由があったほうが良いでしょう。


「養育費5万円請求します!」とあなたが言ったとき、相手がすぐに「はい。」と言う可能性は限りなくゼロです。


相手にしてみれば、払う額は少ないほうが良いと思う人が多いはずです。


相手からあなたに対して「5万円の根拠は?」と聞かれたときに、「なんとなく・・・」とか「友達に聞いたから。」と言うような理由では、相手に容易に減額のすきを与えることにもなりかねません。


「根拠は?」と聞かれたときに、「あなたの年収と私の年収と実際にいま掛かっている費用を元に計算して出した額です!」と言うことができれば、相手が安易に減額を求めてきたとしても反論もしやすいと思います。


財産分与であっても、面接交渉であっても、同様なことがいえます。


分与の対象はどこまでなのか?子供名義の財産はどうなのか?


正しい知識と、それを基にした請求をしたほうが相手に対する説得力・迫力は違うと思います。


先に説明したように、話し合いは交渉です。


交渉材料の多さのほかに、説得力も重要です。


仮に場所が裁判所の調停であっても、あなたの要求にそれなりの根拠があったほうが、調停委員だって納得しやすいでしょうし、調停委員だってあなたの主張に根拠があったほうが相手方に説明・説得がしやすいのです。


「ぜんぜんわかりません。」「無知なので~」と言う方も居られますが、はじめから物知りの人など居ないのです。


それは相手方も同様でしょう。


自分で図書館で離婚関係の本を読んだり借りてきたり、本屋さんで読みやすい本を買ったり、法テラスなどの無料相談を利用して弁護士などの専門家に相談する、あるいは有料相談を利用して正しい情報をしっかり仕入れる。

交渉そのものを弁護士に依頼する。通知文書・回答文書の作成を専門家に依頼する。


色々な選択肢があると思います。


相手方からの一方的な要求があったとしても、あなたの不安を解消・解決する策は以外にたくさんあるかもしれません。


少し正しい知識を得ることが出来れば、相手からの要求が理不尽極まりないことにすぐに気がつき、悩む時間も減ることでしょう。


あきらめてしまう前に、今までと違う可能性を探してほしいと思います。

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話し合い(協議)の心得 その3

記録を残そう。


離婚協議でも何でもそうですが、話し合いの経過は出来るだけ克明に記録しましょう。


でん!とボイスレコーダーやカセットをテーブルに置いて録音しながら話し合いをしてもいいでしょう。


そういうことが出来ない場合なら、話の内容を相手の目の前で出来るだけ詳細にノートにメモを取りましょう。記録をとる際はシャープではなく、ボールペンやサインペンで書きましょう。


目の前で記録を取ることで相手の無責任な発言を抑止できる可能性もあります。


仮に無責任な発言があっても、あとで専門家や親族に相談するにしても、出来るだけその場の詳しい状況がわかったほうが、相手の発言の趣旨を分析することが出来ます。


いつ、誰が、誰に、どんなことを、どんなときに、言ったのか?


相談をする際に、聞く側に分かり易い説明を出来たほうが効率よく状況を説明できます。


正しく説明するためには正しく情報が整理されていたほうが良いのです。


少しでも、疑問に感じたなら「それはどういう意味ですか?」と落ち着いて確認しましょう。


これは、調停でも同様です。


また、浮気やDVなどの記録も、手書きで天候なども含めて糸や糊で綴じられたノートに日記帳のようにボールペンやサインペンで天候を加えて書き綴ると良いでしょう。


これは、改ざんの疑いを少しでも払拭するためです。


バインダー式では後から差し替えたと言われるかもしれません、鉛筆では消して直したと言われるかもしれません。天候や時事のネタが入っていたほうがあとからまとめて書いたと言われないでしょう。


後々、そのように言われるリスクを少しでも低くするために、面倒でも手帳や大学ノートにボールペンやサインペンで書いたほうが良いのです。


以上、少しでも参考になりますように。

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